庭の水はけが悪い時にはどうしたらいいの?
庭の水はけが悪い時には、正しい原因を見抜いて適切な対処をすることが大切です!
庭の水はけが悪く、雨が降るたびに水たまりができてしまうと悩んでいる方も少なくないでしょう。特に梅雨や夏を迎えると雨の日も多く、庭の水はけが悪いと使い勝手の悪さにストレスを感じてしまうものです。
また、庭の水はけの悪さは、住まいの耐久性や衛生面においても決して良いとはいえません。むしろ、住まいにもそこに住む人にも悪影響となることもあるため、なるべく早めの対処が必要になります。
そこで本記事では、庭の水はけが悪い原因や対処法について解説します。水はけの悪さの度合いによって適切な対処法を紹介しているため、ぜひ参考にしてください。
- 庭の水はけが悪くなる原因がわかる
- 庭の水はけが悪い時の対処法がわかる
- 庭の水はけが悪いことによる弊害がわかる
保有資格:1級建築施工管理技士・1級土木施工管理技士
建設業許可:千葉県知事許可(般・4)第47900号
千葉県に社屋を構える小さな施工店です。規模が小さいからこそできる柔軟な対応力を強みに、お客様の建前ではない本音に耳を傾け、理想を実現することを信条としています。
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庭の水はけが悪い4つの原因
まずは、庭の水はけが悪くなる原因をみていきましょう。庭の水はけの悪さを改善するには、正しい原因を突き止めることが重要です。
なぜなら、正しい原因がわからないと根本的な改善ができず、かけた費用が無駄になってしまうことがあるためです。そのため、あなたの住まいの庭の水はけがなぜ悪いのかを明確にしましょう。
庭の水はけが悪くなる原因としては、上記の4つがよく挙げられる項目です。それぞれ詳しく解説するため、ぜひ参考にしてください。
土の質が悪い
庭の水はけが悪い場合には、土の質が悪いことが考えられます。例えば、庭のお手入れができておらず土が劣化していたり、砂よりも細かい粒子の土である場合は、土の問題で水はけが悪いことが多いです。
なかでも、水はけが悪い理由として一番多いのが、庭の土が「粘土質」であることです!
粘土質の土は保水力が高く粒子が非常に細かいことから、水分が地面に浸透しづらいという特性があります。そのため、水を引かせるには蒸発を待つしかありません。
また、土に石や瓦礫が多く含まれている場合も、水はけが悪くなる傾向にあります。
庭の凹凸が激しい
庭の凹凸が激しいことも、庭の水はけが悪くなる原因のひとつです。当たり前のことですが、水は高いところから低いところに流れていきます。
そのため、凹凸部分には水たまりができやすく、水はけが悪くなる原因となります。
庭の中でとくに凸凹ができやすいのは、擁壁(ようへき)やブロック塀のまわりです!
雨が降った後に、いつも同じ場所に水たまりができている場合は凹凸ができている可能性があるため、チェックしてみましょう。
水勾配が取れていない
庭の水勾配が取れていない場合には、水はけが悪くなりやすい傾向にあります。
水勾配とは、雨水などの不要な水を排水するための傾斜のことです!
水勾配が取れていないと雨水を排水することができず、水たまりができやすくなります。また、新築の場合には、家の周りや庭の水勾配まで考えられていないというケースもあるため注意が必要です。
これから新築を建てる予定のある方や、庭のリフォームを予定している方は、水勾配を考慮したプランを立てるようにしましょう。
地盤による影響
庭の水はけが悪い原因のひとつに、そもそもの地盤が問題というケースもあります。例えば、岩盤が地下にあったり、地下水の通り道になっていたりする場合には、水はけが悪くなることも少なくありません。
他にも、地下水が湧き出しているといったケースもあります!
地盤が問題の場合には、地盤の改良を行うしかありません。自分たちでなんとかできるものではないため、専門の業者に相談しましょう。
部分的に水はけが悪い時の対処法
ここでは、水はけの悪い部分が限定的な場合の対処法を紹介します。水はけの悪い部分が狭い範囲に限定されているのであれば、専門業者に頼まなくても改善できる場合があります。その際は、次の対処法を実践してみましょう。
それぞれについて以下で詳しく解説するため、ぜひ参考にしてください。
雨水桝(うすいます)のフタを変える
雨水桝のフタを変えることで、水はけの悪さを改善できることがあります。雨水桝とは、雨樋から流れてきた雨水を排水管に流す装置のことです。
基本的に地中に設置されており、一時的に雨水を溜めておく役割もあります。雨水桝が周囲の地面よりも低い位置にある場合には、雨水桝のフタを格子のものに変えるだけで水はけの悪さを改善できる可能性があります。
雨水桝のフタは、ホームセンターで2,000〜3,000円で購入できます!
リーズナブルかつ簡単にできる対処法のため、ぜひ試してみてください。ただし、雨水桝が周囲の地面より高い場合には、専門業者への依頼が必要です。
雨水浸透桝(うすいしんとうます)を設置する
雨水浸透桝を設置することも、水はけの悪い部分が限定的な場合には効果的な対処法のひとつです。雨水浸透桝とは、雨樋などから流入してくる雨水を受けるバケツのような「桝」のことを指します。
浸透桝は雨水桝とは違い、底面や側面に雨水を浸透させるための穴が開いていることが特徴です!
流れ込んだ雨水を地中に浸透させられるため、より高い水はけ効果を期待できます。雨水浸透桝もホームセンターで購入可能です。設置する際には砕石や透水シートなどが必要になりますが、2万円以内で対処できます。
砂利を敷く
庭の水はけの悪さがそこまでひどくないという場合には、砂利を敷くだけで改善できることもあります。厳密には水はけが改善されたわけではありませんが、地面の泥によって靴や服が汚れるといった被害を避けられます。
また、砂利を敷くことでデザイン性の向上につながることもポイントです!
砂利は比較的安価で導入できるため、費用を抑えたいという方におすすめです。しかし、あくまで根本的な改善ではないということは念頭においておきましょう。
傾斜をつけて整地する
庭の水はけを改善するには、地面に傾斜をつけることも重要です。一般的に雨水の9割は地面にしみ込まず、地面の上を流れるといわれています。
そのため、雨水桝や雨水浸透桝に雨水が流れるように傾斜を作ることで、効率的に水はけの悪さを改善することが可能です。また、整地して地面の凹凸をなくすことも効果的です。
凹凸をなくすことで雨水をスムーズに排水できるようになり、水たまりの発生を防げます!
凹凸のある範囲が限定的であれば、ショベルによる手作業で済ませることができます。
水はけの悪さが深刻な時の対処法
ここからは、水はけの悪さが深刻な時の対処法を3つにまとめて紹介します。
基本的に水はけの悪さが深刻な場合は、専門の業者に依頼することをおすすめします。それぞれの対処法については以下で詳しく解説するため、ぜひ参考にしてください。
表面排水を改善する
水はけの悪さが深刻な時には、表面排水によって対処することが重要です。表面排水とは、地面の表面に側溝や勾配を作り、雨水を適切に排水する方法のことを指します。
雨水の通り道を意図的に作ることで水はけの悪さを改善させます。比較的簡単な工事で済ませることができ、芝生が敷いてあるような庭でも水はけを改善させることが可能です。
表面排水のメリットは、施工後に効果が目に見えて確認できることです!
雨水の9割は地面にしみ込まず地面の上を流れるからこそ、表面排水によって水はけを改善しましょう。
暗渠(あんきょ)排水にする
暗渠(あんきょ)排水にすることは、水はけの悪さを改善させるのに最も効果的な方法です。暗渠排水とは、地中にパイプを通して雨水を排水する方法のことです。
重機で土を掘り起こして地中にパイプを通す作業が必要になるため、表面排水よりも大掛かりな工事となり、完成までに時間がかかります。
また、費用も40万円以上かかってくることに注意が必要です!
しかし、水はけの悪さを根本的に改善できる方法であるため、庭の状況によっては暗渠排水を選ぶことをおすすめします。
土を入れ替える
庭の水はけが悪い原因が土の質の場合には、庭全体の土を入れ替えることも必要です。重機を使用して水はけが悪い土を全て掘り起こし、排水性の高い土に入れ替えていきます。
しかし、暗渠排水と同様に水はけの悪さを根本的に改善できる方法ではあるものの、多くの手間と費用がかかることに注意が必要です。例えば、庭に植物がある場合には、植物の根の深さに合わせて土を入れ替える必要が出てきます。
そのため、すでに植えてある植物をいったん取り除いてから新しい土を入れ、改めて植物を植え直さなくてはなりません。土を入れ替える際には、業者と相談しながら行うことが大切です。
庭の水はけが悪いことによる2つの弊害
最後に、庭の水はけが悪いことによる2つの弊害を紹介します。
それぞれ以下で詳しく解説していきます。
住まいの衛生面が悪くなる
庭の水はけが悪いことによる最大の弊害は、住まいの衛生面が悪くなることです。水はけが悪く湿度の高い庭は、蚊やハエなどの害虫が発生しやすくなります。
他にも、コケやカビが繁殖しやすくなり、人体に悪影響を及ぼすため注意が必要です。特にカビはさまざまな疾患の原因となります。
最も落ち着ける憩いの場であるはずの住まいが、住む人の健康リスクを高めてしまっては意味がありません。そのため、水はけの悪さが深刻な場合には、なるべく早めに対処するようにしましょう。
使い勝手の悪い庭になる
使い勝手の悪い庭になることも、庭の水はけが悪いことによる弊害のひとつです。雨が降った時に水たまりができると、靴や服が汚れてしまうことも少なくありません。
外出の際におしゃれをしたにもかかわらず、家を出てすぐに汚れては気分も下がってしまうでしょう。また、車が汚れたり、汚れたままの靴で家に入ることによって室内の衛星状態が悪くなるといったデメリットもあります。
庭は日常生活でほぼ毎日通る場所だからこそ、使い勝手のよさにはこだわることがおすすめです。
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まとめ
Q.庭の水はけが悪くなる原因は?
庭の水はけが悪くなる原因としては、土の質が悪かったり、水勾配が取られていないなどが挙げられます。詳しくはこちら。
Q.庭の水はけが悪い部分が限定的なときはどう対処すべき?
水はけの悪い部分が狭い範囲に限定されているのであれば、専門業者に頼まなくても改善できる場合があります。詳しくはこちら。
Q.水はけの悪さが深刻な時の対処法は?
基本的に水はけの悪さが深刻な場合は、専門の業者に依頼することをおすすめします。詳しくはこちら。
Q.庭の水はけが悪いことによる弊害って何がある?
庭の水はけが悪いと、住まいの衛生面が悪くなったり、使い勝手の悪い庭になるといった弊害があります。詳しくはこちら。
当メディアでは住まいの悩みを解決する方法を解説しています。ちょっとした悩みでも解説しているので、他の記事も参考にしてみてください。
あなたの助力になりましたら幸いです。