【外構】玄関ドアの周りに目隠しを設置する方法6選！費用相場や注意点まで

家を建てた後に、玄関ドアの周りに目隠しを設置するリフォームをすることは珍しくありません。玄関外に感じた違和感や不便さなど、住んでからわかることもあるでしょう。

しかし、実際にどんな工事をすれば良いのかわからず、放置してしまう方も少なくないはずです。そのため、玄関ドアの周りに目隠しを設置する外構工事の方法を知っておくことが重要です。

そこで、本記事では玄関ドアの周りに目隠しを設置する6つの方法を紹介します。あわせて、費用相場や注意点まで解説するので、ぜひ参考にしてください。

玄関ドアの周りに目隠しを設置する外構工事は後からできる？

日常生活を送っているなかで外からの視線や防犯対策が気になり、玄関ドアの周りに目隠しを設置したいと考える方は少なくありません。「新築時にもっと目隠しなどの対策をしておけばよかった」と思うこともあるでしょう。

近年、住宅の密集化によって、外からの視線を意識せざるを得ない環境になってきています。それにより、プライバシーの観点から玄関ドアの周りに目隠しを設置する外構工事の依頼が増加傾向にあります。

また、エクステリアデザインの進化によって、デザイン面での依頼も増えています。依頼する際は、信用できる業者や見積もりを取ってからにしましょう。

玄関ドアの周りに目隠しを設置する外構工事の方法

ここからは、玄関ドアの周に目隠しを設置する外構工事の方法を6つにまとめて紹介します。

• フェンスの設置
• スクリーンパネルの設置
• ルーバーの設置
• 石柱の設置
• 門壁の設置
• 植栽・竹垣の設置

フェンスの設置

フェンスの設置は、玄関ドアの目隠しによく使用される方法のひとつです。主な役割は、プライバシーの確保や防犯対策です。また、材質によってデザイン性の向上にもつながり、建物の外観と合わせることで雰囲気も変えることができます。

しかし、素材によってこまめなメンテナンスが必要なので、依頼の際は注意が必要です。特に木製の素材は、腐食してしまうことや害虫が発生する恐れがあります。あらかじめ、素材に関しては設置の前に業者に相談しましょう。

スクリーンパネルの設置

スクリーンパネルを設置することも、玄関ドア周辺の目隠しに効果的です。なかでも、スクリーンパネルは、プライバシー保護に特化しています。外からの視線は目隠し機能によって、十分に遮ることができます。

また、外からの視線を遮りながら通気性や日当たりも確保でき、材質によってはデザイン面での工夫も可能です。

しかし、劣化が早いという特徴があり、定期的なメンテナンスが必要になります。スクリーンパネルを選ぶ際は、メリット、デメリットを考えて選ぶようにしましょう。

ルーバーの設置

ルーバーは、斜めに設置された板状の素材を使用して、視線を遮りながら風や光を通す役割があります。また、アルミなど耐久性の高い素材を使用していることが多く、メンテナンスが少ないことがメリットです。

しかし、スクリーンパネルと比べて、完全な目隠しをすることができないことや、強風時に揺れや音が気になることがあります。設置する際は、よく検討して選ぶようにしましょう。

石柱の設置

石柱は、門柱や境界の役割を果たし、家の入り口や庭に威厳を持たせます。また、デザインにおいて重厚感と高級感を与えるアクセントとして使用されます。

石柱は、耐久性が高いことやメンテナンスがあまり必要なく、長期間使用することができるので、耐久性を求めている人にはおすすめです。

しかし、費用が高く、重さや大きさにより設置場所や基礎工事が必要となります。設置する際は、予算面に注意するようにしましょう。

門壁の設置

門壁は、敷地の入り口を囲み、プライバシー保護や防犯、外からの視線を遮る役割を果たします。耐久性も高く、長期間使用できることも魅力的です。

しかし、設置には工事が必要であり、費用が高くなる傾向があります。さらに、設置デザインによって圧迫感を与えることがあるため、適切な高さや素材選びが重要です。

植栽・竹垣の設置

植栽と竹垣は、庭や外構に自然な美しさを加え、環境に優しい雰囲気を作り出します。また、視覚的なアクセントやプライバシー保護、空気の浄化作用があります。

日本庭園や和風のデザインにもぴったりで、温かみのある雰囲気も演出することが可能です。しかし、定期的な手入れや剪定が必要です。特に竹垣は湿気に弱く、腐敗やカビが発生することがあるので注意しましょう。

玄関ドアの周りに目隠しを設置する外構工事の費用相場

玄関ドアの目隠しの外構工事にかかる費用相場は、8万〜60万円です。それぞれの方法ごとの費用相場を次の表にまとめたので、参考にしてください。

項目	費用相場
フェンス	10〜30万円
スクリーンパネル	15〜35万円
ルーバー	12〜28万円
石柱	20〜50万円
門壁	25〜60万円
植栽・竹垣	8〜25万円

玄関ドアの周りに目隠しを設置する外構工事の費用相場は、素材によって変動します。そのため、予算や目的に合わせて選びましょう。

玄関ドアの周りに目隠しを設置する際の注意点

ここからは、玄関ドアの周りに目隠しを設置する際の注意点を5つにまとめて紹介します。

• 玄関の明るさを考える
• 外からの動線を考える
• 圧迫感が出ないように考える
• 日当たりや風通しはどうか考える
• DIYは失敗のリスクがある

玄関の明るさを考える

玄関ドアの周りに目隠しを設置する際には、玄関の明るさを考慮することが重要です。目隠しの目的はプライバシーを守ることですが、過度に隠すと玄関周りが暗くなってしまう可能性があります。

そこで、適切な素材選びが大切です。例えば、スクリーンパネルやルーバーは、明るさを保ちながら目隠しの効果を得ることができます。また、目隠しを設置する位置や高さを工夫することで、室内に光を取り入れることが可能です。

外からの動線を考える

玄関ドアの周りに目隠しを設置する際には、外からの動線を考慮することが重要です。目隠しの設置はプライバシーを守るためですが、外からの視線を隠しすぎると、周囲の動きや景観が遮られてしまいます。

とくに、道路や隣接する敷地から玄関までの通路に目隠しを設置する場合、その配置や高さに注意が必要です。外からの動線をスムーズに保つため、目隠しは歩行者の視線を遮りつつ、通路の幅を損なわないように設計しましょう。

圧迫感が出ないように考える

玄関ドアの周りに目隠しを設置する際、圧迫感が出ないように配慮することは非常に重要です。目隠しが高すぎると、玄関周りに圧迫感を与えることがあります。

圧迫感を防ぐためには、目隠しの高さや位置を適切に設定し、視覚的に軽やかな素材を選ぶことが効果的です。また、完全に囲うのではなく、部分的な目隠しや隙間を作ることで、開放感を保ちながらプライバシーを確保できます。

さらに、色や素材の選び方にも工夫が必要です。重厚感のある素材を避け、明るく軽やかな色合いを選ぶと、空間が圧迫されにくくなります。

日当たりや風通しはどうか考える

玄関ドアの周りに目隠しを設置する際には、日当たりや風通しを十分に考慮することが重要です。目隠しを設置すると、玄関周りの日光や風の流れが遮られ、湿気がこもる可能性があります。

そのため、通気性の良い素材を選ぶことで、風を通しつつプライバシーを守ることが可能です。また、目隠しの高さや位置も工夫し、玄関の窓から光が入りやすいように配置を調整しましょう。

さらに、風通しを確保するために目隠しに隙間を設けたり、風の流れを妨げないデザインにすることが大切です。日当たりや風通しを考慮することで、快適な環境を保ちながら目隠しの役割を果たすことができます。

DIYは失敗のリスクがある

目隠しの設置をDIYで行う場合、失敗のリスクを考慮することが重要です。外構工事は見た目だけでなく安全性や機能性が求められるため、設置の精度や耐久性に問題が生じる可能性があります。

例えば、目隠しの高さや位置が不適切だと、効果が薄かったり圧迫感を与えたりします。また、フェンスやパネルの固定が不十分だと強風や衝撃で倒れる危険性もあり、注意しなくてはなりません。

他にも、設置方法に誤りがあると、コストや時間がかかることがあります。もしDIYに不安がある場合は、業者に依頼することで失敗のリスクを避け、安心して工事を進めることができます。

玄関ドアの周りに目隠しを設置するメリット

玄関ドアの周りに目隠しを設置するメリットとしては、次の5つが挙げられます。

• プライバシーの保護
• 安心感の提供
• 防犯効果
• 住宅全体の美観の向上
• 快適な居住空間の確保

目隠しを設置する大きなメリットとしては、プライバシーの保護が挙げられます。外からの視線を遮ることで生活空間を守り、安心して暮らすことが可能です。

また、防犯効果が期待できることも大きなメリットと言えます。さらに、目隠しを設置することで住宅全体の美観を向上させることができます。

上記のように、目隠しを設置することで多くのメリットを享受でき、快適な居住空間の確保が可能です。

玄関ドアの周りに目隠しを設置する外構工事のデメリット

玄関ドアの周りに目隠しを設置するデメリットとしては、次の5つが挙げられます。

• 設置コストが高額になる
• 圧迫感を持つ場合がある
• 日当たりや風通しが悪くなる
• 室内が暗くなる
• DIYでの施工が難しい

目隠しの設置には多くのメリットがある一方で、いくつかのデメリットも存在します。まず、設置コストが挙げられます。特に高品質な素材やデザイン性の高い目隠しを選ぶ場合、工事費用が高額になることに注意が必要です。

また、設置スペースやデザインによっては、玄関周りが圧迫感を持つ場合や日当たりや風通しが悪くなるリスクもあります。とくに玄関周りに光が入りにくくなると、室内が暗く感じてしまうでしょう。

くわえて、DIYで施工した場合、仕上がりが不十分だと安全性に問題が生じることもあり、計画段階での慎重な判断が必要です。

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本記事の要点まとめ

当メディアでは住まいの悩みを解決する方法を解説しています。ちょっとした悩みでも解説しているので、他の記事も参考にしてみてください。

あなたの住まい環境を整えるための手助けになりましたら幸いです。