砂利を用いた庭のリフォーム費用はどう決まる？内訳からメリットまで解説

庭の景観を整えながら、防犯対策も叶えてくれる砂利。比較的安価であることからも「庭に砂利を敷きたい」と考えている方も多いのでは無いでしょうか。

そこで今回の記事では、砂利を用いた庭リフォームにかかる費用を『砂利本体』『砂利以外の材料費』『施工費用』に分けて解説。

合わせて砂利を用いたリフォームのメリットやデメリットも紹介していきますので、ぜひ最後までご覧になって見てください。

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さらに以下の記事では、庭リフォームで用いる資材ごと、施工内容ごとの費用相場や細かくまとめておりますので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。

砂利を用いた庭リフォームの費用はどう決まる？

それではさっそく、気になる費用の内訳を見ていきましょう。砂利を用いた庭リフォームの費用は以下の総和で求められます。

• 砂利本体の費用＋砂利以外の材料費＋整地を含む作業費用

それぞれの費用の内訳や費用相場を見ていきましょう。

砂利本体の費用

砂利敷きにかかる費用は、砂利の種類や敷く面積によって大きく変動してきます。加えて、砂利を敷く厚さによっても左右されますが、一般的には3〜5cmの厚さで砂利を敷くのが一般的です。

以下の表では代表的な砂利を費用別にまとめていますので、参考にしてみてください。

種類	大磯砂利	五色砂利	白玉砂利	伊勢砂利	ピンク玉砂利	赤玉砂利	金華砂利
費用相場	2,000円/20kg	2,500円/20kg	2,500円/20kg	2,500円/20kg	3,500円/20kg	4,200円/20kg	4,700円/20kg
特徴	灰色の丸い砂利。安価で使い勝手が良いのが特徴。	白、赤、緑など5色の砂利が含まれる。庭のアクセントになり、化粧砂利として活用される。	比較的安価。和洋問わず合わせやすく人気の高い砂利。	和風の庭や盆栽などにも使用される。水捌けがいいのも特徴。	濃淡のあるピンク色の石が集まった砂利。落ち着いた雰囲気が演出できる。	レンガとの相性が良い色合いであることから洋風の庭に好まれまる。	濡れると全体的に色が濃くなり光沢が出るのが特徴。

砂利以外の材料費

砂利以外にかかる材料費としては、防草シートの費用がかかります。防草シートを敷くことで太陽光を遮断することができ、雑草の成長を防ぐことが可能です。

また、風で飛んできた雑草の種子が土につくことも防げます。防草シートは1㎡あたり500円～800円が相場です。機能や材質によって費用は変わるため注意しましょう。

また、砂利を敷く前の草刈りの段階で雑草が多い場合には、除草剤の費用がかかることもあります。

整地を含む作業費用

砂利を用いた庭リフォームでは、以下の3つの作業費用がかかります。

• 草刈り
• 床均り
• 転圧

砂利を敷く前に、まずは砂利を敷く場所の雑草を刈り取る必要があります。費用相場としては、1㎡あたり500円〜800円ほどが目安です。

床均しとは、地面の厚みを均一な状態にするために、土を掘り下げて整える作業のことを指します。床均しをすることで、砂利を均一かつ綺麗に敷くことが可能です。費用相場は、1㎡あたり1,200円〜1,500円ほどになります。

転圧とは、基礎になる地面の密度を高め、地盤を締め固める作業のことです。転圧をすることによって砂利を均等に敷くことができます。

費用相場は、1㎡あたり1,300円〜1,500円ほどです。しかし、土砂の状態や使用する重機の種類によって費用が変動するため注意しましょう。

庭リフォームに砂利を用いるメリット

砂利は多くのメリットがあるため、庭リフォームに多く用いられます。

ここでは代表的な以下3つのメリットを見ていきましょう。

• 比較的費用が抑えられる
• 雑草対策になる
• 防犯にもなる

それぞれ解説していきます。

比較的費用が抑えられる

砂利を用いた庭リフォームのメリット1つ目は『比較的費用が抑えられる』ということです。

砂利は一般的に比較的低コストで入手できる素材です。そのため、他の敷材に比べて初期の購入費用が抑えられる点が挙げられます。

また、砂利の敷設は比較的簡単で迅速に行えるのが特徴です。専門的な技術や複雑な作業が少なく、作業期間が短縮されるため、施工費用が削減される傾向にあります。

これにより、人件費や関連する施工コストが最小限に抑えられ、総合的なリフォーム費用の削減が可能です。

	砂利	アスファルト	コンクリート	人工芝	インターロッキング
施工費用	約1,000円から3,000円/㎡	約3,000円から8,000円/㎡	約5,000円から15,000円/㎡	約3,000円から7,000円/㎡	約4,000円から10,000円/㎡
施工期間	2〜3日	通常1週間未満	一般的に1〜2週間	2〜3日	1週間から2週間
特徴	低コストで水はけが良い。	コスト効率が高く、迅速な施工が可能。	耐久性が高く、長寿命で美しい仕上がる。	低メンテナンスで見た目が美しく、柔らかな感触。	彩なデザインが可能で、修理が容易。

上記の比較表でもわかる通り、アスファルトやコンクリートなどと比較しても費用が比較的安価であることがわかります。

雑草対策になる

砂利を用いた庭リフォームのメリット2つ目は『雑草対策になる』ということです。

砂利を用いた庭リフォームが雑草対策になる理由は、まず砂利が土壌を覆うことで雑草の光合成を妨げ、生育環境を悪化させるためです。

また、砂利は通気性と水はけが良いため、土壌が適度に乾燥し、雑草の発生を抑制します。さらに、砂利の均一な表面が雑草の侵入を防ぎ、長期的な雑草対策が可能になります。

砂利による雑草対策により庭のメンテナンスが簡略化され、メンテナンスの手間や時間の節約が期待できます。これにより、家主は庭を楽しむ時間を増やすと同時に、庭の美しさを保つための作業負担を軽減できるでしょう。

本格的な庭の雑草対策を行いたい方は、以下の記事で方法から注意点を詳しく解説しておりますので、ぜひ一度お読みになってみてください。

防犯にもなる

砂利を用いた庭リフォームのメリット3つ目は『防犯にもなる』ということです。

砂利を用いた庭リフォームが防犯に繋がる理由は複数あります。まず、砂利は足音や人の移動で音を立てるため、庭や周辺に不審な動きがあった場合、異変に気づきやすくなります。

これにより、侵入者が庭に近づくことを防ぎ、防犯効果を高めることができるでしょう。砂利を活用する庭リフォームは、美観だけでなく、防犯の側面からも家主にとって有益な選択と言えるでしょう。

庭リフォームに砂利を用いるデメリット

ここまで庭リフォームに砂利を用いるメリットを見てきましたが、デメリットにはどんなものがあるのでしょうか？

本記事の最後には庭リフォームに砂利を用いる以下3つのデメリットを見ていきましょう。

• 白い砂利などでは汚れが目立つ
• 自転車やベビーカーなどが走りづらい
• 殺風景な印象になってしまう場合がある

白い砂利などでは汚れが目立つ

1つ目のデメリットは『白い砂利などでは汚れが目立つ』ということです。

白い砂利では汚れが目立つのは、その明るい色が汚れや落ち葉、他の外部要因と対比してしまうためです。特に風景が緑である庭などで使用されると、白い砂利が容易に汚れが目立つことがあります。

これを解決する方法として、まず砂利の定期的な掃除が挙げられます。不要な葉やゴミを迅速に取り除くことで、汚れの目立ちを軽減できるでしょう。

また、植栽の配置や庭のデザインを考慮して白い砂利を使用することで、目立つ汚れを隠す工夫が可能です。植物や彫刻などを戦略的に配置することで、視線が分散され、砂利の汚れが目立ちにくくなります。

自転車やベビーカーは走りづらい

2つ目のデメリットは『自転車やベビーカーは走りづらい』ということです。

砂利の上で自転車やベビーカーが走りづらいのは、砂利が不安定であるためです。砂利は小石や粒子の集まりであり、その表面が不均一で滑りやすいため、車輪がしっかりとしたグリップができません。

これにより、自転車やベビーカーが進む際に不安定な走行となり、操作が難しくなります。

このデメリットを軽減するためには、固定化された表面を持つ道路や舗装されたエリアを選択するか、砂利の上に専用の通行道を設けるなど、対策が必要です。

また、砂利を使用する場合は、利用者が快適かつ安全に歩行や走行できるように、車輪の滑りを抑える工夫や安定性を高める対策が重要となります。

殺風景な印象になってしまう場合がある

3つ目のデメリットは『殺風景な印象になってしまう場合がある』ということです。

砂利を用いた庭リフォームが殺風景な印象になるのは、砂利が均一で表情に乏しく、他の要素とのコントラストが少ないためです。単調で一色の庭は視覚的な興味を喚起しにくく、空間全体が平板に感じられます。

このデメリットを克服するためには、庭に変化とアクセントを取り入れることが重要です。例えば、砂利エリアに植栽や花壇を配置し、季節ごとに咲く花や緑が庭に生命感と色彩を与えます。

また、彫刻や石組みのアートを取り入れたり、砂利のエリアを庭のデザインに調和させることで、空間に奥行きと興味深さを加えることができます。

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項目	詳細
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まとめ

今回の記事では、砂利を用いた庭リフォームにかかる費用を『砂利本体』『砂利以外の材料費』『施工費用』に分けて解説しました。砂利を用いた庭のリフォームは、庭の景観を整えながら防犯対策もできる優れものです。

比較的安価でのリフォームが可能なため、砂利を用いた庭リフォームを検討している方はぜひ取り入れてみてください。また、取り入れる際にはメリット・デメリットをしっかりと理解しておくことも重要です。本記事で解説した内容を参考にプランを立ててみてください。

本記事があなたのお役に立てることを願っております。