駐車場のリフォームをDIYするにはどんな方法があるの?
駐車場のリフォームをDIYする方法は4つあります!それぞれの手順や費用について詳しく解説します!
自宅の空きスペースを駐車場にしたいと考える方の中には、費用を抑えるためにDIYを選択する方もいます。駐車場のリフォームとなると大掛かりなイメージがありますが、自分でDIYすることも可能です。
しかし、何も知らずに費用面のことだけ考えてDIYすると、あとで後悔する結果になりかねません。場合によっては、裁判沙汰になることもあるため注意が必要です。
そこで本記事では、駐車場のリフォームをDIYする4つの方法や実際の流れ、注意点について詳しく解説します。駐車場のリフォームでより快適な暮らしを実現するためにも、ぜひ最後まで読んでみてください。
- 駐車場リフォームをDIYする方法がわかる
- 駐車場リフォームをDIYする際の注意点がわかる
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また、以下の記事では駐車場リフォームの費用や流れ、注意点などを網羅的に解説していますので、検討中の方はぜひ参考にしてみてください。
保有資格:1級建築施工管理技士・1級土木施工管理技士
建設業許可:千葉県知事許可(般・4)第47900号
千葉県に社屋を構える小さな施工店です。規模が小さいからこそできる柔軟な対応力を強みに、お客様の建前ではない本音に耳を傾け、理想を実現することを信条としています。
駐車場のリフォームをDIYする4つの方法
さっそく、駐車場のリフォームをDIYする方法についてみていきましょう。代表的な方法としては以下の4つが挙げられます。費用相場やかかる日数についても表にまとめたので、ぜひ参考にしてください。
方法 | 費用相場 | 日数の目安 |
---|---|---|
土で固める | 4,000〜8,000円 | 約2時間 |
砂利を敷き詰める | 1万〜4万円 | 約2時間 |
レンガを敷き詰める | 5万〜7万円 | 約1日 |
コンクリートで固める | 20万〜40万円 | 約1日 |
以下でそれぞれについて詳しく解説します。あなたに適した方法がどれなのか判断してみてください。
土で固める
1つ目は、土で固める方法です。駐車場をDIYする際には、雑草対策で使われる「防草土」と呼ばれる固まる土を使用します。
防草土を使用する場合は、防草土を敷き詰めた後に水をかけるだけのため非常に簡単です。また、防草土であれば、雨が降った際に土が流れ出す心配もありません。
最近では、ホームセンターやネットショッピングで購入でき、最も手軽な方法といえます。しかし、車が通過する部分の表面が削れてくる場合があるため、定期的なメンテナンスが必要不可欠です。
費用は4,000〜8,000円が相場であり、非常にリーズナブルとなっています!
砂利を敷き詰める
2つ目は、砂利を敷き詰める方法です。砂利は費用を抑えながら、防犯性や雨水の排水に優れていることから人気を集めています。また、種類が多いため、住まいの雰囲気にあったデザインにできることもメリットのひとつです。
費用としては、駐車場の大きさによって異なりますが、1万〜4万円が相場になります!
デメリットとして挙げられるのは、足場が不安定になることや、防草土と同様に定期的なメンテナンスが必要不可欠なことです。砂利を使用する際には、メインでは使わずに、コンクリートやレンガと合わせてデザイン性を高めるという方法もあります。
レンガを敷き詰める
3つ目は、レンガを敷き詰める方法です。レンガは、駐車場のデザイン性にこだわりたいという方におすすめの方法になります。砂利と同様に種類も多く、複数の色を組み合わせてオリジナリティ溢れるデザインにすることが可能です。
費用も5万〜7万円が相場であり、比較的コストがかかりません!
しかし、コストを抑えられる反面、DIYする際に非常に手間がかかることに注意が必要です。レンガを使用する際には、基礎となる砕石やモルタルなどをしっかり作っておく必要があります。
基礎が不十分だと表面に凹凸ができてしまい、見栄えが悪くなってしまいます。また、レンガは元々割れやすい素材のため、タイヤ部分にはレンガの使用を避けることがおすすめです。
コンクリートで固める
4つ目は、コンクリートで固める方法です。コンクリートは、耐久性・安全性の高さや見栄えの良さ、メンテナンスの手間がかからないなどの様々なメリットがあります。
しかし、費用相場が20万〜40万円と、かなり高額になることに注意が必要です!
また、DIYの際には、型取りに手間がかかったり、専門的なスキルが必要になります。
メリットが多い反面、多くの時間と労力のかかる方法と言えるでしょう。コンクリートを使用したい場合には、砂利やレンガと組み合わせることで、ある程度難易度を下げられます。
駐車場のリフォームをDIYする手順
駐車場のリフォームをDIYする方法がわかったところで、続いてはDIYの流れをみていきましょう。先ほど紹介した以下の4つの具体的な流れを解説していきます。
それぞれ詳しく解説するため、ぜひ参考にしてください。
土で固める場合の手順
土で固める場合の手順は以下の通りです。
- 掘削作業
- 転圧する
- 防草土を敷く
- 水をかける
- 乾燥
まずは、防草土を敷く予定のスペースの掘削作業から始めます。敷石を埋める場合には、10cm程度の深さにしておくのがおすすめです。
掘削作業が完了したら、地面を転圧します。転圧用の機械がない場合には、角材などで踏み固めるようにしましょう。
転圧後、防草土を敷いて水をかけていきます。水をかける際には、バケツを使用するのではなく、ジョウロを使ってまんべんなくかけていくのがポイントです。
1時間ほど乾燥させたら、2回目の水かけを行いましょう。2回目の水かけが終わったら3日〜1週間ほどかけて、じっくり乾燥させることが大切です。
砂利を敷き詰める場合の手順
砂利を敷き詰める場合の手順は以下の通りです。
- 砂利を敷くスペースの面積を測る
- 砂利の必要量を計算する
- 整地・転圧する
- 防草シートを敷く
- 砂利を敷いていく
まずは、駐車場にする予定のスペースの縦横を測り㎡を出します。この際には、砂利を敷く厚みを決めておくことも重要です。
面積がわかったら、砂利の必要量を計算していきます。必要量は、1㎡で厚み1cmの場合は10Lほど、10cmの厚みなら1㎡あたり100Lと考えるといいでしょう。
また、転圧の際には、転圧機械をレンタルしてしっかりと踏み固めることが大切です。転圧後には、雑草対策のために防草シートを敷き、砂利を敷き詰めていきます。
駐車場に使用する砂利は好みで選んでも問題ありませんが、駐車場に適しているとされる砕石がおすすめです。
レンガを敷き詰める場合の手順
レンガを敷き詰める場合の手順は以下の通りです。
- 掘削作業
- ドライモルタルを敷く
- レンガを敷く
- レンガ同士の隙間に珪砂(けいしゃ)を詰めて水を撒く
レンガで駐車場をDIYする際には、基礎となる下地作りが非常に重要になります。基礎が雑だと表面に凹凸ができてしまうため注意しましょう。
下地作りは、砕石の上にコンクリート、モルタル、レンガを敷いていくのが一般的です。まずは、掘削作業で、基礎砕石10cm・コンクリート5cm・ドライモルタル3cm・レンガ分の穴を掘っていきます。
レンガを敷く際には、デザイン性を考慮して敷いていくと、おしゃれになるためおすすめです。また、レンガを敷いた後は珪砂(けいしゃ)で隙間をなくし、水を撒いていきましょう。
珪砂で隙間をなくすことで割れにくくなり、水を撒くことでドライモルタルが固まるため、より耐久性の高い駐車場にできます。
コンクリートで固める場合の手順
コンクリートで固める場合の手順は以下の通りです。
- 整地・掘削作業
- 雨水を流すための水勾配を整える
- 基礎となる砕石を敷いて転圧
- コンクリート用の型枠を設置
- ワイヤーメッシュの設置
- コンクリートを流し込む
- コンクリートの凹凸をならす
まずは、コンクリート分の厚み7〜10cmと砕石分の厚み15cmを合わせた、25cmほどの掘削作業を行います。水勾配を整える際には、勾配を2%にするのが一般的です。
水勾配を整えたら、基礎となる砕石を敷いて転圧していきます。転圧作業は、地盤を整えるのに重要な工程のため、振動コンパクタなどの転圧機械を使用しましょう。
次に、ホームセンターにあるコンパネを適正サイズにして使用します。ワイヤーメッシュは、コンクリートの真ん中になるように設置しましょう。
ワイヤーメッシュの設置まで完了したら、実際にコンクリートを流していきます。コンクリートは手練りだと多くの時間と労力がかかるため、ミキサー車を依頼するのがおすすめです。
コンクリートを流し込んだら、コンクリートが固まる前に凹凸をならしていきます。ならしは、一人で行うのは難しいため、複数人で行うと良いでしょう。
駐車場のリフォームをDIYする際の注意点
ここからは、駐車場のリフォームをDIYする際の注意点について解説していきます。気をつける点としては、以下の4つです。
それぞれ詳しく解説するため、ぜひ参考にしてください。
予算内でできる限り良い材料を使う
1つ目の注意点は、予算内でできる限り良い材料を使うことです。駐車場のリフォームをDIYしようと考える方の多くは、費用を安くすることが目的です。
そのため、材料も安いものを選ぶ傾向があります。しかし、駐車場のリフォームには多くの手間と労力がかかります。
安い材料を選ぶと比較的早く劣化が進んでしまい、短い期間で再度DIYをする必要が出てくるため注意が必要です。予算のことも考慮しながら、長期的な目線で材料を選ぶようにしましょう。
防犯面を考慮する
2つ目の注意点は、防犯面を考慮することです。駐車場をリフォームする際には、車が傷つけられたり、盗まれたりしないように防犯面の対策を念入りにしましょう。
防犯対策の例としては、駐車場に砂利を使用したり、チェーンポールやブロック塀を設けるなどが挙げられます。車のタイヤ部分はコンクリートなどにして、それ以外は砂利を使用するといった方法がおすすめです。
また、ブロック塀を設けるのが予算的に厳しい場合は、チェーンポールを置くと良いでしょう。チェーンポールであれば8万円ほどで設置できます。
採寸をしっかりと行う
3つ目の注意点は、採寸をしっかりと行うことです。採寸をミスしてしまうと、施工のやり直しが必要になったり、資材の買い直しをする必要がでてきます。
完成までにかけた時間と労力が無駄になってしまうため、正確な採寸を心がけましょう。採寸が難しいと感じる場合には、業者に頼むこともひとつの方法です。
業者であれば正確な採寸ができ、ミスがあったとしても業者側で修正してくれます。採寸は駐車場リフォームにおける最初の重要な工程のため、慎重に行うことが大切です。
地域の建築協定を確認する
4つ目の注意点は、地域の建築協定を確認することです。地域によって、使用できる色やデザインが決まっているなど、建築物に関する協定が存在する場合があります。
地域の建築協定を確認せずに駐車場をリフォームすると、最悪の場合には裁判沙汰になることもあるため注意が必要です。建築協定に関しては、役所で確認すれば教えてくれます。
色やデザイン以外にも、外構に使用できる材料が指定されている場合もあるため、事前にしっかりと確認しておきましょう。
駐車場のリフォームはできる限り業者に依頼しよう
駐車場のリフォームはできる限り業者に依頼することがおすすめです。先述したように、駐車場リフォームのDIYは多くの時間と労力がかかります。
DIYに失敗した場合には、再度手直しや材料の買い直しが必要であり、結果的に業者に依頼するよりも費用がかかることもあります。そのため、DIYにかける時間と労力、失敗するリスク等を踏まえた上で、DIYにするか業者に依頼するか決めることが重要です。
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まとめ
当メディアでは住まいの悩みを解決する方法を解説しています。ちょっとした悩みでも解説しているので、他の記事も参考にしてみてください。
あなたの助力になりましたら幸いです。