「玄関アプローチって具体的にどの部分のこと?」
「玄関アプローチは、住まいの門から玄関までのことです!玄関ポーチと間違えやすかったり、注意点もあるので詳しく解説していきます!」
玄関アプローチは、玄関に向かう際に最初に目に入る部分であり、住まいの印象を左右する重要な要素です。新築やリフォームの際におしゃれな玄関にしたいと考えている方は、玄関アプローチにこだわってみることをおすすめします。
玄関アプローチに使われる素材は豊富にあり、あなたの好みに合わせて自由にカスタマイズ可能です。とはいっても、そもそも玄関アプローチについてよく知らなかったり、どのようにデザインを考えるのかわからない方も少なくないでしょう。
そこで本記事では、玄関アプローチについて詳しく解説していきます。おしゃれな玄関アプローチの事例やデザインを考える際のポイントについても解説しているため、ぜひ参考にしてください。
- 玄関アプローチとは何かわかる
- 玄関アプローチを作る際のポイントがわかる
- 玄関アプローチの事例が見られる
保有資格:1級建築施工管理技士・1級土木施工管理技士
建設業許可:千葉県知事許可(般・4)第47900号
千葉県に社屋を構える小さな施工店です。規模が小さいからこそできる柔軟な対応力を強みに、お客様の建前ではない本音に耳を傾け、理想を実現することを信条としています。
玄関アプローチとは
玄関アプローチとは、住まいの門から玄関までの道のことです。建築面積に含まれず、屋根がかかっていない場所を指す傾向にあります。
玄関ポーチと間違われることが多いですが、意味が異なるため注意しましょう。一般的に玄関ポーチとは、玄関を出てすぐの場所のことを指します。
上の画像の黄色の部分が玄関アプローチ、赤色の部分が玄関ポーチです。大きな違いとしては、建築面積に含まれるかどうかが挙げられます。
玄関ポーチは建築面積に含まれるため建物扱い、玄関アプローチは建築面積に含まれないため外構扱いになると覚えておきましょう。
玄関アプローチに使われる素材
玄関アプローチに使われる素材には多くの種類があります。どの素材を使用するのかによって、住まいのデザインが大きく変わるため、素材についてはしっかりと理解しておきましょう。
玄関アプローチに使われることが多い素材を以下の表にまとめたので、ぜひ参考にしてください。
素材名 | 特徴 |
---|---|
敷石 | 和風と洋風どちらのデザインにも合わせやすく、汎用性が高い |
砂利 | 比較的安価で、防犯性に優れている |
枕木 | アンティークな味わいがあり、枕木のサイズや配置によって印象が変わる |
レンガ | 温かみのある色合い・質感が特徴的であり、洋風の建物に適している |
タイル | 玄関アプローチに多く使われている定番の素材であり、色やサイズなどの種類が豊富にある |
コンクリート | シンプルかつモダンな雰囲気を演出したい時におすすめの素材 |
芝生 | 自然を活かした爽やかな雰囲気を演出したい時におすすめの素材 四季によって色の変化を楽しめる |
洗い出し | モルタルやコンクリートが固まる前に表面を水で流し、砂利や砕石を浮かび上がらせたもの 和風と洋風どちらのデザインにも合わせやすい |
植栽・花壇 | 玄関アプローチのデザイン性向上に欠かせないアイテム。 コンクリートの無機質さを和らげることができ、温かみのあるデザインにできる。 |
また、以下でそれぞれの素材について詳しく解説します。気になる素材があれば、ぜひチェックしてみましょう。
敷石
敷石とは、庭や外構、駐車場などに使用される地面に敷く石のことです。玄関アプローチには、御影石や石英岩、石灰岩などが多く使用されています。
和風と洋風どちらのデザインにも合わせやすく、汎用性が高いことが特徴です。また、割れにくく、日々のメンテナンスの手間がかからないというメリットがあります。
御影石や大理石などを使用すれば、玄関アプローチに高級感を演出することも可能です。
砂利
砂利は、比較的安価で取り入れることができ、防犯性に優れていることが特徴です。一般的に玄関アプローチには『化粧砂利』と呼ばれる砂利が使用されています。
化粧砂利には、赤玉砂利や青玉砂利のようにさまざまな種類があり、好みに合わせて自由にカスタマイズが可能です。また、敷石やタイルの隙間に埋め込んだりなど、他の素材と組み合わせてデザイン性を高めることもできます。
枕木
枕木とは、線路の下地に使われている木材のことを指します。アンティークな味わいがあり、エクステリア素材として人気を集めています。
枕木のサイズや配置によって印象が変わるため、オリジナリティ溢れる玄関アプローチにすることが可能です。また、経年劣化によって、時間が経つにつれて味が出てくるのも枕木ならではのメリットです。
最近では、木材の欠点を解消したコンクリート製の枕木もあります。
レンガ
レンガは、温かみのある色合い・質感が特徴的であり、洋風デザインの建物に適している素材です。同じ色のレンガを使用するのではなく、複数の色のレンガを組み合わせることでおしゃれな玄関アプローチにできます。
また、緑との相性がよく、植栽を取り入れた玄関アプローチにしたい方におすすめです。費用を抑えたい場合には、レンガ風の素材を使うといった方法もあります。
タイル
タイルは、玄関アプローチに多く使われている定番の素材です。色やサイズなどの種類が豊富にあることや、品質にばらつきがないといった理由から人気を集めています。
また、汚れが落としやすく、メンテナンスしやすいこともメリットのひとつです。タイルは、1種類のタイルのみを使用して統一感を出したり、あえて複数のタイルを用いて変化を持たせる方法もあります。
好みに合わせて、どのようなデザインにするか考えてみましょう。
コンクリート
コンクリートは、シンプルかつモダンな雰囲気を演出したい時におすすめの素材です。他の素材と比べてメンテナンス性に優れており、手間がかからず経済的なことが特徴です。
最近では、コンクリートが柔らかい状態の時に模様をつける『スタンプコンクリート』が人気を集めています。家族全員の手形を残したり、好きな模様をつけるなど、意匠性の高い玄関アプローチにすることが可能です。
芝生
芝生は、自然を活かした爽やかな雰囲気を演出したい時におすすめの素材です。天然芝を使用すれば、四季によって色が変化する芝生を楽しめます。
また、クッション性に優れていることから安全性が高いことも特徴です。雑草の処理などの定期的なメンテナンスを避けたい場合には、人工芝を使用するといった方法もあります。
人工芝は、1年を通して見た目の変化がなく、好きな形にカットして使えるため、汎用性も高いことが特徴です。
洗い出し
洗い出しとは、モルタルやコンクリートが固まる前に表面を水で流し、砂利や砕石を浮かび上がらせたものです。和風と洋風どちらのデザインにも合わせやすく、滑り止めの効果があります。
石のサイズや色を変えることで、趣のある玄関アプローチにできます。また、タイルや敷石などと組み合わせれば、より洗練されたデザインにすることも可能です。
植栽・花壇
植栽・花壇は素材ではありませんが、玄関アプローチのデザイン性向上に欠かせないアイテムです。石やコンクリートの無機質さを和らげることができ、温かみのあるデザインにできます。
また、配置によっては日除けや目隠しとして使えることもメリットです。花が好きな方は、花壇を作って好きな花を飾ることもおすすめです。
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おしゃれな玄関アプローチ事例5選
ここからは、おしゃれな玄関アプローチ事例を紹介していきます。今回紹介するのは以下の5つの事例です。
一からどんなデザインの玄関アプローチにするか考えることは難しいため、以下の5つの事例を参考にデザインを考えてみてください。
植栽を活かした玄関アプローチ
こちらの玄関アプローチは、コンクリートや砂利などの複数の素材を組み合わせて、おしゃれなデザインを実現。さまざまな種類の植栽を取り入れることで、より洗練されたデザインにしています。
また、階段とスロープを両方設けており、機能性を高めていることもポイントです。
砂利でデザイン性を向上させた玄関アプローチ
こちらの玄関アプローチは、コンクリートや枕木の間に砂利を使用することでデザイン性を高めています。また、家の周りに砂利を敷き詰めることで、防犯性もアップ。
おしゃれかつ機能性も考慮した玄関アプローチです。
機能性を意識した玄関アプローチ
こちらの玄関アプローチは、プライバシーに配慮して道路側に高い塀を設けています。また、植栽をうまく取り入れることで立体感を演出。
さらに、将来のことも考えて、階段とスロープの両方を用意しています。プライバシーなどの機能性を意識しつつ、デザイン性も兼ね備えた玄関アプローチです。
シンプルで洗練された玄関アプローチ
こちらの玄関アプローチは、コンクリートと砂利を使用したシンプルなデザインになっています。また、あえて玄関まわりを開放的にしていることもひとつのポイントです。
開放的な玄関アプローチは、周囲からの視線を遮らないため防犯性にも優れています。予算を抑えたい方は、複雑なデザインにするのではなく、開放的でシンプルなデザインにすることもひとつの方法です。
コンクリートに砂利を活かした玄関アプローチ
こちらの玄関アプローチは、コンクリートと砂利、植栽をうまく組み合わせたデザインになっています。あえて、砂利の色を赤くしていることもおしゃれなポイントです。
砂利には、さまざまな種類があるため、実現したいデザインに合わせて採用する砂利の大きさや色を変えてみるといいでしょう。
玄関アプローチにかかる費用
玄関アプローチにかかる費用は、施工面積やどの素材を採用するかによって異なりますが、15万〜70万円程度が相場です。費用を抑えたい場合には、比較的安価な素材である砂利やコンクリートを使用するのが良いでしょう。
レンガや洗い出しを採用したり、スロープなどを設けると費用が高くなる傾向があるため注意が必要です。しかし、いずれスロープを作りたいといった場合には、先に作っておいた方が費用が安くなることもあります。
予算を考慮しつつ、長期的な目線でプランを立てましょう。
玄関アプローチを考える際の3つのポイント
ここからは、玄関アプローチを考える際のポイントについて解説していきます。意識すべきポイントは、以下の3つです。
以下でそれぞれ詳しく解説するため、ぜひ参考にしてください。
安全性と機能性を考慮する
1つ目のポイントは、安全性と機能性を考慮することです。玄関アプローチは、住まいに入る際に必ず通る道であり、安全性にこだわることが非常に重要になります。
そのため、雨や雪の際に滑りやすい素材は避けることがおすすめです。また、手すりやスロープの有無、どのような照明を採用するのかを決めることも重要です。
最近では、デザイン性の高い手すりや照明も多くあるため、機能性も考慮した上でプランを立てるようにしましょう。
防犯面を意識する
2つ目のポイントは、防犯面を意識することです。玄関アプローチは、住まいの出入り口のため防犯面を意識する必要があります。
門扉と玄関ドアが一直線の場合、ドアを開けた際に家の中が丸見えになってしまうため注意が必要です。なるべく曲線にしたり、フェンスや植栽などをうまく取り入れるようにしましょう。
また、複雑なデザインにしすぎると、死角が増えて安全性が低くなる可能性もあります。砂利を敷いたり、なるべく死角のできないデザインにすることが重要です。
建物との色調を揃える
3つ目のポイントは、建物との色調を揃えることです。玄関アプローチを作る際によくある失敗としては、建物との色調を揃えなかったことで玄関アプローチが浮いてしまったというものです。
例えば、砂利を使用する際に多くの色を使いすぎると、かえってまとまりのないデザインになってしまいます。外壁や屋根、玄関ドアなど、現状の建物の色調を考慮した上で、どのような玄関アプローチにするかを決めることが重要です。
また、千葉県でプロによる施工を検討している方は、有限会社シー・ベイトにお任せください。20年以上にわたる実績と専門的な知識・確かな技術で、お客様のニーズに合った最適なリフォームをご提案いたします。
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まとめ
当メディアでは住まいの悩みを解決する方法を解説しています。ちょっとした悩みでも解説しているので、他の記事も参考にしてみてください。
あなたの助力になりましたら幸いです。