外壁のコケが目立ってきたけど、どうやって掃除すれば良いのかな?
外壁のコケは自分で掃除することも可能です!しかし、程度によっては業者に依頼した方が良いこともあります。外壁コケ掃除について知っていきましょう!
新築時には、綺麗な外壁も年月が経過するとコケが発生します。コケが増えるにつれて次第に緑色の汚れが広がり、見栄えの悪くなっていく外観に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
コケを放置すると外観の見栄えが悪くなるだけでなく、湿気が溜まり建物の腐食を進行させてしまいます。また、コケはカビを発生させ、アレルギーを発症するなど人体に悪影響をもたらす可能性も高いため注意が必要です。
そこで本記事では、外壁のコケを掃除する方法を紹介します。あわせて、外壁コケ掃除を業者に依頼した場合の費用相場も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
- 外壁のコケを自分で掃除する方法がわかる
- 外壁のコケ掃除を業者に頼むべき基準がわかる
- 外壁のコケ掃除をしなければならない理由がわかる
- 外壁のコケを予防する方法がわかる
保有資格:1級建築施工管理技士・1級土木施工管理技士
建設業許可:千葉県知事許可(般・4)第47900号
千葉県に社屋を構える小さな施工店です。規模が小さいからこそできる柔軟な対応力を強みに、お客様の建前ではない本音に耳を傾け、理想を実現することを信条としています。
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外壁のコケを掃除する方法
さっそく、外壁のコケ掃除をする方法を2つにまとめて解説します。
- 自分で掃除する
- 業者に依頼する
自分で掃除する
外壁のコケは軽い程度のものであれば、自分で掃除できます。自分で外壁のコケを掃除するには、まずは次の必要な道具を準備します。
- スポンジ
- 外壁用洗剤(塩素系洗剤はNG)
- ホース
コケや洗剤などでの手荒れが気になる方は、マスクやゴーグルなど自分の肌を守るものを身につけてください!
まず、外壁全体に水をかけ、外壁の表面の泥や鳥のフンなどを落とします。次に濡らしたスポンジに外壁用洗剤を染み込ませ、スポンジの柔らかい面でコケを優しくこすり落としていきます。最後に水をかけて洗剤を洗い流したら完了です。
コケが落ちない場合は業者に任せましょう。力を入れたり、スポンジの硬い面で擦ったりすると外壁を傷つけてしまう恐れがあるため注意が必要です。
業者に依頼する
自分でコケ掃除するのが難しい場合は、業者に依頼することが最善の方法です。ハシゴなどで登って高い場所のコケ掃除をするのは、素人にとっては大変危険な行為です。
誤って転落すると怪我をしたり、最悪の場合、命を落としたりする恐れもあるでしょう。自分で対処するのが難しいと思ったら業者に依頼してください。
なお、千葉県でプロによる施工を検討している方は、有限会社シー・ベイトにお任せください。個人様の邸宅から、公共施設工事まで幅広く対応しており、お見積もりも無料のためお気軽にお問い合わせください。
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外壁のコケの掃除は自分ですべき?業者に頼むべき?
外壁のコケの掃除は自分ですべきなのか、業者に頼むべきなのか悩む方も多いでしょう。そこでここからは、次の2つに分けて判断基準を紹介していきます。
- 自分でコケ掃除をすべき症状
- 業者に頼むべき症状
自分でコケ掃除をすべき症状
手の届く範囲など、自分で対処できる範囲のコケであれば、自分で掃除することができます。
しかし、2階などの高所にあるコケは、転落の危険性があるため自分でするのはおすすめしません。自分で対処するのが難しいと判断できる状態であれば、業者に頼むようにしましょう。
業者に頼むべき症状
2階の外壁など、手に届かない範囲にコケが発生している場合は業者に依頼すべきです。なぜなら、高所作業になり、素人が作業するには大変危険なためです。
また、家全体にコケが発生しており、自分で対処するのが困難な場合も業者にお願いしましょう。家全体にコケが発生しているということは、外壁の防水効果が劣化している可能性があります。
劣化したまま放置すると、ひび割れなど、別の劣化症状も発生する恐れがあります!
すでにコケの発生以外の劣化症状が見られる場合は、外壁塗装によるメンテナンスが必要な可能性があります。一度業者に外壁の状態を点検してもらいましょう。
外壁コケ掃除を業者に依頼した場合の費用相場
外壁コケ掃除を業者に依頼した場合の費用相場を次の2つにまとめて解説します。
- 高圧洗浄でのコケ掃除
- 外壁塗装によるコケ掃除
高圧洗浄でのコケ掃除
高圧洗浄によって外壁の表面を洗い流すことで、外壁に付着したコケを掃除することが可能です。この場合の費用相場は、1㎡あたり100〜300円です。
ただし、上記の費用に加えて足場代や養生代、人件費や出張費も加わります。2階建ての家全面(外壁面を100〜120㎡と想定)を洗浄した場合、高くて80万円近くの費用が必要です。
外壁塗装によるコケ掃除
外壁塗装をすることで、コケが綺麗に落とせるだけでなく外壁に発生している他の劣化症状も解消できます。外観の見た目も一新できるだけでなく、住まいを雨風や紫外線から守ってくれるので、家の寿命を伸ばすことも可能です。
ただし、外壁塗装をする場合、30坪の家で100万円前後の費用が発生します。選ぶ塗料によっても、金額が前後します。耐久性の高い塗料ほど、金額が高いですが耐用年数も長くなり、長期的に見るとコストパフォーマンスが良いです。
ただ、外壁塗装にかけられる予算や今後のライフプランによって選ぶ塗料も異なってきます。業者に塗料のグレード別の見積もりを出してもらい金額を比較・検討するようにしましょう。
外壁のコケにおける注意点
ここからは、外壁のコケにおける注意点を、4つにまとめて解説します。
- 環境によってはコケが生えやすい
- 外壁材の種類によってコケが発生しやすい場合があるため
- 施工条件によってはコケが発生しやすいため
- コケを放置すると劣化症状が悪化するため
環境によってコケが生えやすい
コケは環境によって生えやすさが異なります。次のような環境の家には生えやすく注意が必要です。
- 川の近くで湿気が上がりやすい環境
- 林・森などの樹木が近くにあり、コケの胞子が飛んできやすい環境
- 日当たりが悪く、湿度が高い環境
- 風通しが悪く、湿気がたまりやすい環境
コケは、湿気がたまりやすい場所に繁殖する植物です。たとえ、上記に当てはまらなくても、家の北面のように日が当たりにくい場所もコケが生えやすい場所でもあります。
また、隣家との距離が近い家や高い塀が施工された家も風通しが悪く、コケが発生しやすいため要注意です。
外壁材の種類によってコケが発生しやすい
外壁材の種類によっても、コケが発生しやすい場合があります。例えば、次の3つはコケが生えやすい種類の外壁材です。
- モルタル壁
- リシン/スタッコ壁
- サイディング壁
上記の外壁材に共通していえることは、「表面に凹凸があること」です。凹凸部分に水や汚れがたまりやすいため、コケが繁殖しやすくなります。
施工条件によってはコケが発生しやすい
家の施工条件でもコケが発生しやすい場合があります。例えば、家の断熱工事の際に「気流止め」を施工していない場合です。
気流止めとは、住宅の外壁と床下・天井との隙間に施工する外壁内部の空洞です。気流止めによって外壁の内部に湿気がたまりにくくなり、結露を予防する効果が期待できます。
そのため、気流止めがないと外壁内部が湿気やすくなり、コケが生えやすくなるのです。また、窓・玄関に庇をつけていない状態、出幅の短い庇だと外壁が濡れやすくなります。
外壁が雨水などで濡れやすくなり、湿気によってコケが繁殖します。
コケを放置すると劣化症状が悪化する
コケを放置すると、外観の見た目が悪くなったり、コケの胞子によってアレルギー性皮膚炎などの健康被害につながったりします。
また、コケが生えている状態は外壁材が湿っているといえます。そのため、コケの水分が外壁材に浸透して、外壁材を腐らせる原因となるのです。
さらに、外壁材の内部の躯体にまで腐敗が進むと、高額な修繕費用がかかります。劣化症状が悪化する前に、コケ掃除をして家を守ることが重要です。
外壁のコケを予防する方法
最後に、外壁コケを予防する方法を、3つにまとめて紹介します。
- 外壁の風通しを良くする
- 光触媒塗料や防藻・防カビ性の高い塗料を使う
- 日常的にお手入れをする
外壁の風通しを良くする
コケは、湿気が多い場所に繁殖しやすいです。日影や風通しが悪いと湿気が多くなるので、コケが発生しやすくなります。
外壁の前に物を置くと、それだけでも湿気がたまりやすくなるので物を置かないようにして風通しを良くしましょう。建物の周りの雑草も定期的に除去し、日光が十分に当たるようにすることが大切です。
また、凹凸の多い外壁だと、凹凸部分に湿気がたまりやすくなりコケが繁殖します。できるだけコケの繁殖を抑えたい方は、金属サイディングのように平らな素材を選ぶことをおすすめします。
光触媒塗料や防藻・防カビ性の高い塗料を使う
光触媒塗料とは、太陽光によって外壁のコケを浮かせ、雨で洗い流すセルフクリーニング機能のある塗料のことです。防藻・防カビ性の高い塗料は、塗料の中にコケ・藻・カビを防ぐ薬品が配合された塗料のことです。
上記の塗料を用いることで、コケの発生を未然に防げます。ただし、光触媒塗料や防藻・防カビ性の高い塗料を使っても、完全にコケが発生しなくなるわけではありません。
光触媒塗料は、日当たりの悪い場所では十分に効果が出ず、湿気が高い立地だとコケが繁殖する可能性もあります。また、防藻・防カビ性の高い塗料に対応していない菌類が外壁につくと、防藻・防カビ効果を発揮しない場合もあるのです。
日常的にお手入れをする
外壁を綺麗な状態に保つためにも、日常的にお手入れをすることが重要です。例えば、月に1回タオルでの拭き取りは効果的です。
45度以上のお湯で柔らかいタオルを湿らせて、外壁を拭きましょう。コケは熱湯に弱いので、拭くだけでも十分にコケ防止効果が期待できます。
また、お酢を使った予防も効果が期待できます。水道水でお酢を3〜20倍に薄め、刷毛・柔らかいタオルを使って外壁材に付着させることでコケ予防が可能です。お酢を薄めた水はコケ掃除にも使えるので、月に1度定期的にしましょう。
なお、千葉県でプロによる施工を検討している方は、有限会社シー・ベイトにお任せください。20年以上にわたる実績と専門的な知識・確かな技術で、お客様のニーズに合った最適なリフォームをご提案いたします。
個人様の邸宅から、公共施設工事まで幅広く対応しており、お見積もりも無料のためお気軽にお問い合わせください。
・見積もりだけでも相談したい
・DIYでやってみたけど上手くできなかった
・外構工事のプロに話を聞いてみたい
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まとめ
Q.外壁のコケ掃除の方法は?
自分で掃除する方法と、業者に依頼する方法があります。状況によってどちらにするか決めましょう。詳しくはこちら。
Q.外壁のコケの掃除は自分でする?業者に依頼する?
手の届く範囲であれば自分でするので問題ありませんが、2階などの高所作業は大変危険なため業者に依頼しましょう。詳しくはこちら。
Q.外壁のコケ掃除を業者に依頼した場合の費用相場は?
高圧洗浄によるコケ掃除の場合、高くて80万円程度。外壁塗装によるコケ掃除をした場合は100万円前後かかります。外壁の状態によってどちらにするか決めましょう。詳しくはこちら。
Q.なぜ外壁のコケ掃除が必要なの?
コケを放置すると見た目だけでなく、外壁材や建物そのものの劣化が進行する恐れがあるためです。詳しくはこちら。
Q.外壁コケを予防する方法はあるの?
一番簡単な方法は、外壁の周りに物を置かずに風通しをよくすることです。また、凹凸の少ない外壁材を選んだり、コケ予防に効果的な塗料を選ぶのも良いでしょう。日常的なお手入れも大切です。詳しくはこちら。
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