自分で外壁タイルは汚れを落とせるの?
汚れの性質を理解すればご自身で落とすことは可能です!今回は汚れに合った掃除方法を紹介します!
家を建てて時間が経つと、徐々に外壁に汚れが見られるようになります。こまめに掃除をしようと思ってもそのままにしてしまう方も少なくないでしょう。
しかし、汚れも放置し続けるとご自身で手に負えなくなる場合もあります。汚れがより積み重なる前に手を打つことが何より重要です。
そこで本記事では、外壁タイルの汚れを落とす方法を詳しく解説します。あわせて、外壁タイル汚れを落とす時のポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
・外壁タイルの汚れを落とし方がわかる
・外壁タイルの汚れの種類と性質がわかる
・外壁タイルの汚れを落とす道具がわかる
保有資格:1級建築施工管理技士・1級土木施工管理技士
建設業許可:千葉県知事許可(般・4)第47900号
千葉県に社屋を構える小さな施工店です。規模が小さいからこそできる柔軟な対応力を強みに、お客様の建前ではない本音に耳を傾け、理想を実現することを信条としています。
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前提:外壁タイルとは?外壁タイルについて知ろう!
はじめに外壁タイルについて理解しておきましょう。外壁タイルの特性を掴んでおくことで、外壁汚れを落とす時に効率よく掃除ができるようになります。次の3つを押さえておくことが大切です。
- 外壁タイルの素材
- 外壁タイルが汚れるワケ
- メンテナンスの時期
外壁タイルの素材
外壁タイルは、石や粘土などの天然素材を1,000℃以上の高温で焼き固めて作られています。そのため、次の特徴があります。
- 傷や汚れに強い
- 紫外線や雨風に強く耐久性が高い
- メンテナンス費用がかかりにくい
上記の特徴からも分かる通り、外壁タイルは耐久性に特化していることから外壁に適した素材といえます。
外壁タイルが汚れるワケ
外壁タイルが汚れる原因としては、次のようなものが挙げられます。
- 黒ずみ汚れ
- 虫の死骸
- 鳥のフン
- コケ
しかし、ほどんどの汚れは自然に落ちることが多いです。なぜなら、外壁タイルは親水性を持ち、空気中の水分をタイルの表面に吸収する性質があるからです。
水分がタイルに吸収される性質によって外壁の表面に水分の薄いバリアを作ることで、外壁タイルに直接傷や汚れが付きにくくなります。最終的に雨が表面のバリアと一緒に汚れを洗い流してくれるため、ほとんどの汚れは自然に落ちることとなります。
メンテナンスの時期
外壁タイルは耐久性が高く、ある程度自然に汚れが落ちることからタイルに関してのメンテナンスはほぼ不要です。
強いて言うのであれば、タイルとタイルを繋いでいる目地(コーキング)は月日と共に劣化します。一般的な外壁のメンテナンス時期と同じように10年に一度くらい様子を見ることをおすすめします。
【汚れ別】外壁タイルの汚れの落とし方
外壁タイルの汚れの落とし方としては、大きく分けて次の2種類があります。
- 黒ずみ汚れ
- 虫の死骸や鳥の糞、コケ
黒ずみ汚れ
黒ずみ汚れは、次の8つのステップを踏んで作業をしましょう。
- エリアを区切る
- 目立たない場所で汚れが落ちるかテストする
- 外壁タイルを水で前面濡らしてブラシで擦り洗いをする
- 汚れを落とす洗剤を作る
- 洗剤を刷毛(はけ)で汚れに付けて、ブラシで擦る
- ブラシで汚れを浮かせた部分を水で濡らしたウエス(布など)で拭き上げる
- 汚れが残っていないかチェック
- 全て汚れが落とせたら水で洗い流す
ポイントとしては必ず手順を守ることです。手順を守ることで外壁タイルの負担を減らし、作業の二度手間を防ぐことができます。
虫の死骸や鳥のフン、コケ
虫の死骸や鳥のフン、コケを落とす際には、基本的にウエス(布など)で水ぶきをして汚れが落とせるか実際にチェックします。それでも落ちない場合は、中性洗剤を薄めて汚れをふき取りましょう。
洗剤を使うときには「黒ずみ汚れ」の掃除手順と同じ方法で行えば問題ありません。
外壁タイルの汚れを落とす時に使う道具3種
ここからは、外壁タイルの汚れを落とす時に使う道具を3種類に分けて紹介します。
- 汚れを直接こすり落とすブラシ
- 汚れを落とす時に必要な洗剤
- 頑固な汚れは電動ブラシ
汚れに合った道具を使わなければうまく落ちなかったり、外壁タイルが傷んでしまう可能性があります。そのため、汚れに適した道具選びをしましょう。
汚れを直接こすり落とすブラシ
汚れの種類によって使うブラシは異なります。次の表を参考にブラシ選びをしてください。
項目 | 道具 | 素材 |
---|---|---|
黒ずみ汚れ | 研磨材無しブラシ 研磨材入りブラシ(汚れが落ちない時) | ポリウレタン ポリエチレン ポリエステル ナイロン |
虫の死骸や鳥のフン | スポンジブラシ | ポリウレタン ポリエチレン ポリエステル ナイロン |
ブラシをうまく使い分けて外壁タイルの負担を減らしましょう。
汚れを落とす時に必要な洗剤
洗剤もブラシ同様、汚れの種類によって使い分けが必要になります。
項目 | 種類 | 効果 |
---|---|---|
黒ずみ汚れ | 酸性洗剤(※外壁タイル用) | 雨やセメントに含まれる成分を落とす |
虫の死骸や鳥のフン | アルカリ性洗剤 | 表面の汚れを落とす |
ブラシを使っても汚れが落ちない場合は適切な洗剤を用いましょう。
頑固な汚れは電動ブラシ
ブラシや洗剤を駆使しても落としきれない汚れに関しては、高圧洗浄機などの電動ブラシを使う方法もあります。
電動ブラシは汚れを落としやすいメリットがありますが、外壁タイルに負担がかかりやすく劣化の原因にもなります。使用する場合はブラシの圧力調整をして外壁タイルに負担がかかりすぎないよう注意してください。
外壁タイルの汚れを落とす際のポイント
ここからは、外壁タイル汚れを落とす際のポイントを、3つにまとめて紹介します。
- 汚れに合った掃除をする
- 掃除の後は保護材を使う
- 難しい場合は業者も検討する
汚れに合った掃除をする
外壁タイルの汚れを落とす際には、汚れの種類に合わせた掃除方法を行うことが重要です。理由は次のような状況が発生してしまうからです。
- 外壁タイルに傷がついたり、耐久性が劣化する可能性がある
- 汚れが落ちず二度手間になる
- 道具の買い直しにより費用がかかる
例えば、鳥のフン汚れを落とす際に研磨材が入っているブラシと酸性洗剤を使うと、ブラシや洗剤の成分で不必要に外壁タイルが傷ついてしまいます。
本来であればウエスで水ぶきだけで落とせた汚れが、外壁の耐久性を低下させることにつながります。外壁タイルを長持ちさせるためにも汚れの落とし方をチェックし、汚れに合った掃除をすることが大切です。
掃除の後は保護剤を使う
掃除の後に保護剤を使用することも、外壁タイル汚れを落とす際には重要です。保護材を使うと次のようなメリットがあります。
・汚れや傷がつきにくくなる
・メンテナンスの回数が減る
・外壁タイルの劣化の抑制
・キレイな見た目を維持しやすくなる
・掃除をする時に汚れが落としやすくなる
上記のようなメリットが得られる理由は、保護剤を使うことで外壁タイルの表面にバリアが張られるからです。結果的に時間や手間を省き、現状を保てるので効率も良いと言えます。
デメリットを挙げるとすれば、費用がかかってしまうという点が挙げられます。商品と保護材を使う面積にもよりますが1万円以上〜くらいが目安になります。
とはいえ、外壁タイルを張り替えることの費用を考えると保護材を使っておいて損はありません。予算的にお金をかけられるのであれば保護材を使うのをおすすめします。
難しい場合は業者も検討する
汚れに合った掃除方法でも汚れが落ちない場合や、汚れの落とし方が分からない場合は業者を呼ぶことも検討しましょう。なぜなら、素人が無理に汚れを落とそうとしても、返って状況が悪化してしまう原因になってしまうからです。
汚れ以外にも以下のような症状がある場合は、業者にお願いした方が良い場合があります。
- 外壁タイルが剝がれたり浮いたりしている
- 外壁タイルに白いシミのような物が出来ている(白華現象)
- 外壁タイルにひびが入っている
こちらもお金はかかってしまいますが、外壁タイルの清掃や補修のプロにお願いすることで安心かつ丁寧な対応をしてくれます。個人で対応が難しい場合は業者も視野に入れておきましょう。
なお、千葉県でプロによる施工を検討している方は、有限会社シー・ベイトにお任せください。20年以上にわたる実績と専門的な知識・確かな技術で、お客様のニーズに合った最適なリフォームをご提案いたします。
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まとめ
当メディアでは住まいの悩みを解決する方法を解説しています。ちょっとした悩みでも解説しているので、他の記事も参考にしてみてください。
あなたの住まい環境を整えるための手助けになりましたら幸いです。