屋根塗装ではどんなトラブルが起こる可能性があるの?
屋根塗装で起こりやすいトラブルは大きく分けて6つあります!事前に対策が打てるように紹介します!
家を建てた後、長く暮らしていく上で避けられない屋根塗装。中には、屋根塗装でトラブルに巻き込まれたという方も少なくありません。
屋根塗装では約10年に一度、数十万円という費用がかかります。決して安くない金額だからこそ、トラブルを避けたいという方が多いはず。起こりやすいトラブルを理解しておけば、事前に対策が打てます。
そこで本記事では、屋根塗装でよくあるトラブル6選を紹介します。あわせて、トラブルを防ぐ方法まで解説しているため、ぜひ参考にしてください。
- 屋根塗装でよくあるトラブルがわかる
- 屋根塗装でのトラブルを防ぐ方法がわかる
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また、以下の記事では屋根塗装のタイミングや費用相場、メリット・デメリットなどを網羅的にまとめていますので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。
保有資格:1級建築施工管理技士・1級土木施工管理技士
建設業許可:千葉県知事許可(般・4)第47900号
葉県に社屋を構える小さな施工店です。規模が小さいからこそできる柔軟な対応力を強みに、お客様の建前ではない本音に耳を傾け、理想を実現することを信条としています。
屋根材の種類
まずは、屋根材にどんな種類があるのかみていきましょう。屋根材によって起こりやすいトラブルが変わるため、事前に自身の家の屋根材が何なのか知っておくことが重要です。
一般的に屋根材には、以下の5つの種類があります。
項目 | 詳細 |
---|---|
スレート屋根 | 厚さ5mm程度の薄い板状の屋根材。 『天然スレート』と『化粧スレート』に大別される |
瓦屋根 | 粘土瓦やセメント瓦、コンクリート瓦などさまざまな種類がある。 粘土瓦の場合は、屋根塗装が不要。 |
ガルバリウム鋼板 | アルミや亜鉛で構成された鋼板。 2000年代から使用されるようになり、サビに強い。 |
アスファルトシングル | ガラスの素材にアスファルトを浸透させ、表面に石粒を吹き付けた屋根材。 シート状のため扱いやすい。 |
トタン | 鉄の板を亜鉛でメッキ加工した屋根材。 軽量であることから家への負担が少なく、耐震性が高い。 |
屋根塗装においてトラブルが多く発生している屋根材は、スレート屋根とコンクリート瓦屋根になります!
また、現在日本で最も使用されている屋根材はスレート屋根のため、スレート屋根を採用している方は注意しましょう。
屋根塗装でよくあるトラブル6選
いよいよここからは、屋根塗装でよくあるトラブルについて解説していきます。今回紹介するのは以下の6つです。
以下でそれぞれ詳しく解説するため、ぜひ参考にしてください。
よくあるトラブル①屋根塗装後に雨漏りした
1つ目のよくあるトラブルは、屋根塗装後に雨漏りしたというものです。
こちらのトラブルはスレート屋根で多く発生する傾向があります!
原因としては、本来スレート屋根に必要である『縁切り』がされていないことが挙げられます。『縁切り』とは、屋根材の下に入った水分や湿気を排出するための隙間を作り、水の通り道を確保する作業のことです。
屋根塗装の際には、塗料が乾燥した後に縁切りをするのが一般的ですが、業者の中には縁切りを知らないというところもあります。縁切りをしないと、屋根内部に雨水が侵入して雨漏りの原因になるため注意しましょう。
よくあるトラブル②屋根塗装をしてからすぐに剥がれた
2つ目のよくあるトラブルは、屋根塗装をしてからすぐに剥がれたというものです。
こちらのトラブルは、セメント瓦やコンクリート瓦で多く発生する傾向があります!
原因としては、屋根材に適した施工がされていない可能性が高いです。屋根塗装の際、セメント瓦とコンクリート瓦では適切な処置が異なります。
下塗り剤に間違ったものを使用すると、屋根塗装をしたにもかかわらず数年しか持たないことも珍しくありません。しかし、セメント瓦やコンクリート瓦の見分けは難しく、プロでも間違える可能性があります。
そのため、屋根塗装における実績が豊富な業者に依頼することが重要です。現在、コンクリート瓦は製造されていませんが、自宅の屋根材がセメント瓦かコンクリート瓦かわからないという方は注意しましょう。
よくあるトラブル③業者のミスで屋根材が剥がれた
3つ目のよくあるトラブルは、業者のミスで屋根材が剥がれたというものです。
業者の中には、受けている仕事のほとんどが外壁塗装であり、屋根に登ることが滅多にないという業者もいます!
上記のような業者に依頼すると、業者のミスで屋根材が剥がれてしまい、雨漏りにつながるという恐れもあるため注意しましょう。また、業者の中には、顧客が確認できないことをいいことに屋根材を破損したことを伝えないところもあります。
屋根塗装は高所での作業であることから、多くの危険が伴う難しい工事です。業者のミスによるトラブルを防ぐためにも、依頼先の屋根塗装の実績を確かめておきましょう。
よくあるトラブル④見積もり以上の金額を請求された
4つ目のよくあるトラブルは、見積もり以上の金額を請求されたというものです。屋根塗装において、見積もり以上の金額を請求されたというケースは珍しくありません。
業者の中には、あえて低い金額で見積もりを出しておき、作業終了後に理由をつけて高額請求をしてくるところもあるため注意が必要です!
事前に屋根塗装にかかる費用の相場を調べておき、相場より見積もり金額が著しく安い場合には、依頼すべきか慎重に検討しましょう。
よくあるトラブル⑤2回塗りしかしてもらえなかった
5つ目のよくあるトラブルは、2回塗りしかしてもらえなかったというものです。
屋根塗装では、塗膜の十分な厚みと適正な耐久性を確保し、美観を向上させるために塗料を3回塗りするのが基本です!
しかし、業者の中には手間を省くために2回塗りに留めたり、2回目がしっかりと乾いていないうちに3回目を塗ってしまうところもあります。適切な塗装がされないと、塗料の機能が十分に発揮されず、早期劣化や美観の低下にも繋がるため注意が必要です。
依頼先が3回塗りをしてくれるのか、3回塗りをする際には塗料が乾燥するまでの時間を十分にとってくれるのか確かめておきましょう。
よくあるトラブル⑥近隣トラブルが発生した
6つ目のよくあるトラブルは、近隣トラブルが発生したというものです。屋根塗装では大きな音がしたり、独特な匂いがする場合があり、近隣トラブルに発生する可能性もあります。
一般的には業者が近隣の方に挨拶をして回りますが、中には近隣への挨拶をせずに工事を進めてしまう業者もいるため注意が必要です。
事前に挨拶回りをしてくれるのか確認しておきましょう!
また、作業中に塗料が近隣に飛んでしまいトラブルになるケースもあります。依頼先の業者がどのような対策をするのかを事前に確かめておくことも重要です。
屋根塗装のトラブルを防ぐ方法
ここからは、屋根塗装のトラブルを防ぐ方法について解説していきます。今回紹介するのは以下の4つの方法です。
以下でそれぞれ詳しく解説するため、ぜひ参考にしてください。
契約書をよく読む
1つ目のトラブルを防ぐ方法は、契約書をよく読むことです。屋根塗装に限った話ではありませんが、契約後のトラブルを避けるためには、契約書をよく読むことが非常に重要になります。
なぜなら、契約書の隅に小さく業者側に有利になることが記載されている場合があるためです。
契約書をよく読むことで、あなたと業者間の認識の違いを防ぎ、トラブルを避けられます!
また、しっかりと3回塗りをしてもらえるのかや、見積もり以上の金額を請求されないかなども確認しておくと良いでしょう。
業者の屋根塗装の実績を確認する
2つ目のトラブルを防ぐ方法は、業者の屋根塗装の実績を確認することです。一般的に、屋根塗装は外壁塗装の会社に依頼するケースが多い傾向にあります。
しかし、外壁塗装業者が必ずしも屋根塗装に詳しいとは限りません。
『縁切り』を知らなかったり、セメント瓦やコンクリート瓦の見分けがつかない業者もいるため注意が必要です!
誤った塗装をされると、すぐに塗装が剥がれたり、雨漏りの原因になることもあります。依頼の前に業者の屋根塗装の実績を確認することを忘れないようにしましょう。
複数の業者を比較する
3つ目のトラブルを防ぐ方法は、複数の業者を比較することです。複数の業者を比較することで屋根塗装の費用相場がわかるため、適切な価格での屋根塗装が実現できます。
また、見積もりを依頼した会社の知識量や実績を比較できることで、施工不良のリスクの軽減も可能です。
のちに後悔しないためにも、3社は比較することをおすすめします!
業者の中には、見積もりをした日に契約すれば値引きをすると急かしてくるところもありますが、依頼先は慎重に検討することが重要です。
棟板金の状態もチェックしてもらう
4つ目のトラブルを防ぐ方法は、棟板金の状態もチェックしてもらうことです。棟板金とは、スレート屋根や金属屋根の頂部に設置されている金属部品のことを指します。
棟板金を留める釘は経年で緩んでしまうものであり、固定力が弱くなると強風で外れたり、雨漏りの原因になります。
そのため、屋根塗装の際に棟板金などの付帯部品の不具合もチェックしてもらうようにしましょう!
業者の中には、棟板金などの付帯部品をチェックせず、ないもしないまま塗り替えて終わりというところもあります。屋根全体を良い状態に保つためにも、棟板金の状態もチェックしてもらうことが重要です。
また、千葉県でプロによる施工を検討している方は、有限会社シー・ベイトにお任せください。
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まとめ
当メディアでは住まいの悩みを解決する方法を解説しています。ちょっとした悩みでも解説しているので、他の記事も参考にしてみてください。
あなたの助力になりましたら幸いです。