屋根塗装における断熱とは?遮熱塗料との違いや使用する際のポイントまで解説

お客様

断熱塗料や遮熱塗料って本当に効果あるの?

家ともくん

断熱塗料や遮熱塗料の違いを理解して、適切な施工ができれば効果を実感できます!

屋根塗装を検討する際に、業者から『断熱塗料』や『遮熱塗料』を薦められたという経験がある方も少なくないでしょう。業者からは室内の温度を快適にできると言われますが、本当に効果があるのか気になっている方も多いはず。

断熱塗料や遮熱塗料は目的に適した形で使用すれば、効果を実感できます。しかし、何も知らずに業者の口車に乗せられてしまうと、あとで後悔することもあるため注意が必要です。

そこで本記事では、屋根塗装における断熱塗料や遮熱塗料について詳しく解説していきます。断熱と遮熱の基本的な知識まで解説していくため、ぜひ参考にしてください。

  • 断熱塗料と遮熱塗料の違いがわかる
  • 断熱と遮熱とは何かわかる
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また、以下の記事では屋根塗装のタイミングや費用相場、メリット・デメリットなどを網羅的にまとめていますので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。

この記事を執筆した人

保有資格:1級建築施工管理技士・1級土木施工管理技士
建設業許可:千葉県知事許可(般・4)第47900号

千葉県に社屋を構える小さな施工店です。規模が小さいからこそできる柔軟な対応力を強みに、お客様の建前ではない本音に耳を傾け、理想を実現することを信条としています。

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目次

そもそも断熱と遮熱は何が違う?

さっそく、断熱と遮熱の違いについて見ていきましょう。断熱と遮熱は同じような意味合いを持ちますが、目的が異なります。

まず『断熱』とは、熱が伝わりにくい素材を使用して、熱の行き来を断つことです。つまり、目的は『保温』になります。建物に断熱を施すことで、外気の影響を受けにくく、室内の熱を逃しにくくできます。

一方で、『遮熱』とは、熱に変わる光(赤外線)を遮ることです。熱の原因となる光を反射させることで、屋根そのものの温度上昇を防げます。

家ともくん

断熱は保温、遮熱は温度上昇の抑制を意味しており、目的が異なります!

以下で、『断熱塗料』や『遮熱塗料』について詳しく解説するため、ぜひ参考にしてください。

断熱塗料とは

断熱塗料とは、太陽光からの熱源を塗膜に溜め込んで、建物内部に熱が伝わりにくいようにする効果を持つ塗料のことです。外気の影響を軽減でき、冬場の暖かい空気や冷房の冷たい空気を保つ効果があります。

しかし、断熱塗料の持つ効果は、熱の伝わり方を遅くすることです。つまり、徐々に塗膜の温度が上昇し、温度上昇の抑制に関してはそれほど効果はありません。

そのため、断熱塗料は冬向けの塗料ということになります。

遮熱塗料とは

遮熱塗料とは、熱の原因となる光を反射する効果を持つ塗料のことです。光を屋根に吸収させずに跳ね返すことで、屋根や室内の温度上昇を防げます。

夏には屋根の表面温度は80度を超えることもあります。遮熱塗料を使用することで屋根からの熱の移動を遮断し、夏場の室内温度を大幅に下げることが可能です。

しかし、断熱塗料のように保温効果はなく、冬でも太陽光を反射してしまうため、室内が寒くなる可能性があることに注意が必要です。遮熱塗料は夏向けの塗料になります。

快適な暮らしの実現には断熱と遮熱の組み合わせがカギ

ここまで、断熱塗料と遮熱塗料の概要や違いについて解説しました。断熱塗料と遮熱塗料は使用する目的が異なるため、あなたのお住まいの地域の気候や特性によって、どちらを使用すべきか考えてみましょう。

また、夏涼しく冬に暖かい、1年を通して快適な室内環境を実現するには、断熱と遮熱をうまく組み合わせることが重要です。

家ともくん

おすすめの方法としては、屋根には遮熱塗料を使用し、住まい自体の断熱性を向上させることです!

屋根に断熱塗料を使用したとしても、住まい自体の断熱性が低ければ断熱塗料の効果は軽減してしまいます。そのため、住まいの断熱材のメンテナンスを行い、断熱性を向上させるようにしましょう。

上記の対策を取ることで、断熱と遮熱を同時に取り入れ、最大の効果を発揮させることが可能です。

遮熱塗料を使用する際のポイント

チェックポイント

ここからは、遮熱塗料を使用する際のポイントについて解説していきます。ポイントとなるのは、以下の4つです。

以下でそれぞれ詳しく解説するため、ぜひ参考にしてください。

明るい色ほど効果が高い

1つ目のポイントは、明るい色ほど効果が高いことです。遮熱塗料は、色によって多少遮熱効果が異なる傾向があり、白に近いほど効果が高くなります。

家ともくん

一般的な塗料と比べると、遮熱塗料を塗ることで体感温度を3℃下げることが可能です!

しかし、白に近い色を選ぶと、屋根の汚れや色褪せが目立ちやすくなります。屋根塗装は10年に一度が目安であり、汚れや色褪せが目立つとすぐに修復できるものではありません。

遮熱塗料は一般塗料に比べて色に制約があるため、遮熱効果と汚れや色褪せを考慮した上で、使用する色を決めましょう。

施工実績の豊富な業者に依頼する

2つ目のポイントは、施工実績の豊富な業者に依頼することです。遮熱塗料は一般的な塗装よりも施工が難しいとされています。

家ともくん

適切な下塗り剤の選定や高い技術力が必要なため、遮熱塗料の実績が豊富な業者に依頼するようにしましょう!

依頼先を決める際には、複数の業者を比較することが重要です。業者の中には、外壁塗装の経験は豊富なものの、屋根塗装の経験はあまりないところもあります。

そのため、少なくても3社以上の屋根塗装や遮熱塗料の実績を比較した上で、依頼先を決めることが重要です。

断熱材のメンテナンスを定期的に行う

3つ目のポイントは、断熱材のメンテナンスを定期的に行うことです。屋根塗装と直接の関係はありませんが、住まいの断熱材のメンテナンスを定期的に行うことで遮熱塗料の効果を向上できます。

断熱材には様々な種類のものがありますが、20年〜40年を目安に性能が低下すると言われています。また、建物の状況やお住まいの地域の特性によって劣化の進行具合が異なるため、定期的にメンテナンスをしましょう。

家ともくん

断熱材のメンテナンスを行い遮熱塗料の効果を向上できれば、快適な室内空間の実現だけでなく、光熱費の削減にもつながります!

快適性と費用削減ができることは大きなメリットと言えるでしょう。

補助金・助成金をうまく使う

4つ目のポイントは、補助金・助成金をうまく使うことです。自治体によっては、断熱塗料や遮熱塗料を使用した場合に、補助金・助成金を用意しているところもあります。

家ともくん

補助金・助成金が利用できれば、屋根塗装の費用を大幅に削減可能です!

特に、断熱塗料や遮熱塗料は一般的な塗料よりも費用が高くなります。事前にお住まいの自治体の補助金・助成金を確認し、お得に屋根塗装できるようにしましょう。

補助金・助成金の詳細は、自治体のホームページに記載されています。屋根塗装と外壁塗装を同時に行う際に利用できる補助金・助成金制度がある場合も少なくないため、そちらも調べてみましょう。

また、千葉県でプロによる施工を検討している方は、有限会社シー・ベイトにお任せください。

20年以上にわたる実績と専門的な知識・確かな技術で、お客様のニーズに合った最適なリフォームをご提案いたします。個人様の邸宅から、公共施設工事まで幅広く対応しているため、お見積もりやご相談を含め、お気軽にお問い合わせください。

以下の記事では屋根塗装で活用できる助成金や補助金を解説しています。活用までの流れも紹介していますので、気になる方はぜひ一度お読みになってみてください。

まとめ

本記事の要点まとめ

Q.そもそも断熱と遮熱は何が違う?

断熱と遮熱は同じような意味合いを持ちますが、目的が異なります。そのため状況に合わせて適した方を選ぶことが重要です。詳しくはこちら

Q.遮熱塗料を使用する際のポイントは?

遮熱塗料を使用する際には、4つのポイントがあります。詳しくはこちら

当メディアでは住まいの悩みを解決する方法を解説しています。ちょっとした悩みでも解説しているので、他の記事も参考にしてみてください。

あなたの助力になりましたら幸いです。

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